中小企業ではたらくことにメリットはあるのか?7つ挙げてみました。

私は現在中小企業に勤めています。従業員数でいえば100人ちょっとくらいでしょうか。

それ以前には、大手企業に勤めたことはありませんが、大手のグループ企業に所属していたことはあります。

いつの時代であっても世の中は大手志向の求職者の方が多いというのは言うまでもありません。ですが、中小企業の人事を担当している以上、中小企業で働くことの良さというのも理解してもらう必要があるわけです。

たとえグループ企業であっても、なんとなく大手の良し悪しというのはわかってきます。私が勤めていた企業はグループ内での接触が盛んにあったため、特によく内情を知れたということもあります。

その中で中小企業で働くことのメリットを考えてみましたので、就職や転職に迷っている方の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
レスタングル(大)

中小企業の定義は?

いまや当たり前のように使われている「中小企業」という言葉ですが、一応定義というかきまりのようなものがあります。

中小企業庁によれば、下記のようになります。中小企業法というもので定められています。

業種分類 定義
製造業その他 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

業種によってバラつきはありますが、整理すると

  • 資本金
  • 出資総額
  • 従業員数

このどれか一つでもある基準を下回ると中小企業と呼べるんですね。

中小企業のメリット

さて、それでは中小企業で勤めることのメリットを挙げていきたいと思います。思いついた段階では7つくらいあったので簡単に紹介していきますね。

①自分の影響力が大きい

社長、役員、部長……管理職になれば自ずと自身の影響力というのは上がっていきますが、中小企業ではヒラ社員の時から自身の影響力が一定程度あります。

人数が少ないゆえに責任の大きい仕事を任されやすい、自分の行動や仕事ひとつが会社のブランドや評判に直結するという意味ではプレッシャーも大きいですが、「少しでも早く大きな仕事をやってやりたい!」という人にはうってつけの環境かもしれません。

②現場第一を貫ける

大手企業になると、現場の仕事は下請けが回しており、自分の仕事は下請けとの調整だけということもよくあります。

その反面、中小企業であれば常に現役で現場を経験できます。企業によっては社長ですら現場に出ているということも珍しくありません。飛び込み営業に来た方の名刺を頂いて、そこに「代表取締役社長」の文字を見かけると驚きます。

生涯現役がイヤな方もいるかもしれませんが、そこは中小企業ですから。偉くなれば鶴の一声でどうにでもルールは変えられます(笑)

③制度や環境を自分好みに変えられる

特に今の時代、中小企業の経営者は人財不足に喘いでいます。どうしたら人を採用できるか、どうすれば優秀な人財の流出を防ぐことができるか…などなど働く上での制度や環境への意識というのは驚くほど高いです。

人数の少ない企業であれば、自分の意見はすぐに経営者にまで届きますし、しっかりとした理由さえあればすぐに希望が反映されます。

④社内調整が少ない

なにか提案をする時に稟議を通さなければいけない…。○○部と○○部から許可をもらって…などなど会社の規模が大きくなればなるほど社内での調整、社内業務は増えていきます。数多くいる社員に同じ方向を向いてもらうためにはルールや仕組みがキッチリしている方がいいですから、それが悪いということではありません。

ですが、中小企業はその調整が少なく、場合によっては上司の一言だけで決裁がおりることだってあります!

面倒な社内調整は少なく、自分の本来の仕事に全力で取り組みたい人には良い環境ではないでしょうか。

⑤幅広い経験と実力を身に付けられる

中小企業は大手ほど部署も担当の仕事も細分化されていません。私も人事を担当しつつ、ヘルプデスクや備品管理などの庶務的な仕事、施設管理などの総務的な仕事を兼任しています。

営業であってもどんな案件を扱うかで課やチームが分かれていたり、営業部と企画部が分かれていたり…なんてことがありません。

幅広く仕事を経験することで思っている以上に力が付きますし、人脈も形成されます。

⑥広く社会を知ることができる

上でも述べたように、中小企業であればあるほど経営者が世の中の流れに敏感です。そして経営者との距離が近い分、ヒラ社員であってもその流れを肌で感じることができます。

それに、中小企業に勤めると自身が担当する仕事の幅がかなり広いです。そうすると自分が全くわからない分野の仕事も増えてきますよね。必然的に外部の取引先との折衷が増えたり、その中で現在のトレンドなんかを知ることができます。私も採用関係でリクナビ、マイナビなどの人材系の営業の方と話しながら世の中の流れを掴んだりします。

ビッグデータなんて言葉がありますが、そうではない肌感覚での流れを掴み、自身の仕事に活かすことができます。自分たちの文化に則って仕事をするのではなく、外部と接しながらいいところを吸収しつつ仕事ができるのは、今後どの会社に転職しても役立つと思います。

⑦肩書

中小企業は人数が少ない分、出世が早いです。20代で課長などの管理職になることだって頻繁にあるでしょう。大手企業ではいくら努力をしても係長止まりかもしれませんが、中小企業であればその努力で役員クラスまで上がれることがあります。

中小企業の役員なんて…と思わないでくださいね!たとえ中小企業であろうと役員にまでなれば、こなす場数は段違いです。自分の意志で会社を動かすという感覚はその地位に上り詰めた人でないと味わえませんから、係長とは比べ物になりません。

係長のする仕事と役員のする仕事は全く異質のものですからね。そういう経験をいち早くできるという意味では中小企業は非常に有利な環境だと言えます。

まとめ

いかがでしょうか?

多少でも中小企業の良さを感じてもらえたならば嬉しいです。

ですが、中小企業でも社長のワンマンで非常に窮屈な会社や、世の中を無視してゴーイングマイウェイな会社もあります。それは企業HPや面接などを通してしっかりと見極めていきたいですね。面接時の質問で「世の中の○○な流れに対してどういった対策をされていますか?」なんて質問をしてもいいかもしれません。

大手には大手の良さがあり、中小企業には中小企業の良さがあります。ですが、「基盤が安定しているし、守ってもらえそうだよね〜」なんて思いで大手企業を目指すと痛い目を見ます。現在の東芝や少し前のJALなどを予測できた人はいますか?

単に「大手がいい!」ということではなく、なぜ大手がいいのか、なぜ中小ではダメなのか…そこまで考えることができると自身の志望動機にも説得力が増すのではないでしょうか。

皆さんの企業選びに少しでも参考になれば幸いです。

下記の記事も是非参考にしてみて下さい。

「大手志向が間違っている」が間違っている。中小企業に入社するならここを覚悟しておかなくては…!
 私は学生時代、大して偏差値の高い大学に所属していたわけでもなければ、大企業に就職した先輩やOBなどの知り合いがいたわけでもありませんでした。就職活動に熱...
スポンサーリンク
レスタングル(大)
レスタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする