総務や人事…管理部門に向いている人はどんなタイプなのか?

このブログでも何回か話題にしていますが、総務や人事、経理などの管理部門は転職市場においてかなりの人気職種となっています。

この売り手市場であっても、総務職として募集をかければ中小企業ですらある程度の応募が見込めるほどです。それほどまでに皆さんデスクワークがしたいんでしょうか…。

人気である一方で、総務は決して楽な仕事ではありません。営業職や企画職にはノルマもあり、プレッシャーという面では厳しいかもしれませんが、それとは違う、なんとも形容し難い辛さがあります。

ちなみに、管理部門でも企業によってはノルマがありますよ(笑)

では、管理部門の仕事というのは一体どんな辛さがあるんでしょうか?

今回は管理部門に向いている人の特徴を紹介しながら、そのあたりについて書いていきたいと思います。

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人のため、協調性、縁の下の力持ち…はぁ?

管理部門というのはどうしても上記のようなイメージがあるせいか、「誰かの役に立ちたい」「縁の下の力持ちとして…」なんてことを面接で言ってくる候補者の方が非常に多いです。

ですが、こういった特徴を持っている人が総務や人事に向いているかというと、私は微妙な感じがしてしまいます。

管理部門に向いているのは下記のような特徴を持った人だと考えています。

①デスクワークが嫌いな人

管理は基本的にデスクワークです。PCを使用しての作業がほぼメインになりますし、何時間もひたすらテプラでシールを作っているなんてこともあります(笑)

だからといってデスクワークが好きな人が総務や人事に向いているのか?

答えは「NO」です!

例えば総務の話ですが、総務というのは「何でも屋」です。どの部署が対処するべきなのかわからないグレーゾーンは全て総務が担当する業務になります。

ですが、それ以上に大切なことがあるんですよね。

それは「言われる前にやる」ということです。

オフィスの蛍光灯が切れている、それをスタッフから指摘されて交換するのではなく、自身で見回って、切れそうな蛍光灯があれば先に取り替えておく。

新しく福利厚生や制度を導入する際、出てきそうな質問事項をまとめて資料を作成し、誰でも見れるようグループウェアなどにアップしておく。

こういった先を読んだ行動こそが総務としての価値を生み出します。これができないスタッフは、総務ではなくてただの小間使いですね。

こういったことをするためには、会社に着いたらデスクとトイレの往復…ではなく空いた時間でオフィスを細かく見て回ることができる人です。隙あらばデスクを離れて自社に足りないものを見つけにいく、そういった姿勢が必要です。

更に付け加えれば、その時にスタッフとおしゃべりをしながら困っていることや導入してほしいものなどを聞くことができればベストですね。それが今後の提案や企画などに活きてきますから。

②色々なことに興味を持ち、首をつっこむ人

あなたがたまたま社内で、営業の人の会話を聞きました。彼らは自社の人事考課制度について不満を持っているようです。

上司に気に入られた人が評価される制度、そうではなくて、キチンと自身の成績を数値化し、それに基づいた公正な評価をしてほしいとのことでした。

さぁ、その会話を聞いたあなたは一体どうしますか?

A「そんなこと考える人もいるんだな…さ、デスクに戻ろーっと」

B「………(1分後には忘れている)」

C「彼らに話しかけてもっと詳しく話を聞いてみよう」

D「なるほどな…どんな人事考課なら満足できるか調べてみよう」

ここでCかDの選択肢を選べない方は管理部門に向いていません。

営業などの現場はどんな仕事をしているでしょうか?自身の足や知識、アイデアを使って取引先に価値を与えて、その対価として売上を企業にもたらします。

では、管理部門の仕事は何か?その現場が最高のパフォーマンスを発揮するためにどんな会社を築いていくのか?どんな制度を、どんなシステムを導入するのか?これが管理部門の主たる目的です。

いわば、現場の社員は管理部門にとってのお客様です。そのお客様の言葉に耳を傾け、課題を解決しようと試行錯誤できない人は管理部門には必要ありません。

③柔軟な思考ができる人

「人が企業に所属して働く」ということに関しては、近年急激な変化が見られています。

電通の事件を発端とした大規模な働き方改革、副業、グローバル化、週休三日制やテレワークなど多様な働き方、将来的な労働人口減少への対策、などなど。

そんな何が起こるかわからない世の中で、「会社とはかくあるべし」「労働者とはかくあるべし」という固定観念にとらわれたスタッフほど救いようのない人はいません。

ネットを開けば様々な企業の事例やセミナーなどの情報が氾濫しています。その中から自社に必要な情報を抜き取り、導入する…そんな柔軟性のあるスタッフこそが管理部門には必要です。

社内を誰よりも知っていなくてはいけない部門であるからこそ、そういった情報には敏感に、そしてフレキシブルに対応できる人が成長していけます。

④なにより、自社を愛している人

これは管理部門全体というよりも総務と人事に限った話になってしまうかもしれません。

総務とは、自社に目を向け、誰よりも自社に詳しく、そして永続的に成長できる環境を作り出すことが仕事です。

そして、人事は多くの候補者の中から自社に合う人財がいる層を見定め、自社に入社するよう口説き、入社した後はスムーズに業務に移行できるようサポートするのが仕事です。

これら2つの職種は、自社に自分なりの視点で誰よりも詳しくなり、自社を好きである必要があります。そうですよね。好きでもない会社のために改善案を作ろうとは思えないですし、好きでもない会社のために必死こいて候補者を説得する必要もないわけですから。

上記3つのような志向ももちろん大切ですが、それよりも先んじて、何よりも大切なのがこの「愛社精神」を持っているということです。

なにも「この会社のために身も心も捧げます」なんて気持ちが必要だと言っているんじゃありませんよ。

ただ、根底に「スタッフ、ひいてはこの会社が成長していくために何が必要なのか」を常に考えることができる人財こそが本当に総務や人事に向いているということです。

管理部門の仕事は本当に目立ちません。結果が数字となって表れませんし、人から感謝されることも滅多にないですからね。それほどまでに会社にとっての「当たり前」を作り、維持する部署なわけです。

自社の成長と言っていますが、直接的に自社の成長に寄与するのはやっぱり現場のスタッフだと思います。ですが、そこに少しでも自分が貢献できたということに大きなやりがいを感じれるようにならないと管理部門はやっていけません。

そこに必要になってくるのが、自社を好きであることじゃないのかなと思っています。

おわりに:現場だろうが管理だろうが適正は変わらない

コミュニケーション能力やプレゼンに優れた人は現場に向いていて、常にうつむきがちな暗い人は管理に向いている。そしてノルマもなければ残業もない管理って本当に楽な仕事。

こんなイメージを持って志望してくる方は多いんじゃないでしょうか。

言ってしまえば、現場であっても管理であっても仕事に対する適正は変わりません。

管理だって自分の案を通すために役員にプレゼンしますし、なにかを購入したり導入したりする際には取引先との交渉が必要になってきます。

外に仕事を仕掛ける現場、内側(社内)に仕事を仕掛ける管理、というようにベクトルが間逆なだけで、実はやっている仕事は結構似たり寄ったりなものなんですよね。

特に最近は「戦略総務」と言って、より上記のようなガツガツ系のスキルを持った管理部門が求められていますから、自己PRで「自社をサポートすることにやりがいを…」なんて言っていると落とされますよ(笑)

現場を経験して、これから管理部門を目指そうとしている方は、是非このあたりを参考にして転職活動を行ってもらえるとありがたいです。

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