仕事で楽したいのは悪くない。悪くないけどそれだけじゃダメだという話

みんな頭はお花畑

仕事でもなんでも「楽をしたい」と考えることは誰にだってあると思います。

私は常にそう思っています。労力をかけずにお金が入ってくるのであれば、それは素晴らしいことですからね。

こうやって考えている人が多いからこそインターネット上には「楽して稼ぐ」系の情報が溢れんばかりにあるんでしょう。

さて、世の中にはこうして「楽をしたい」と考えている人が大勢いるにも関わらず、こと企業の中になるとそれを許さない空気があるように感じます。

私もできる限り楽したいと考えながら仕事をしていますし、業界や職種に関係なく誰でもそうだと思うんですが、就職活動での面接で「楽がしたい」と言うと必ずお祈りされます。本当に必ず落ちるんですね(笑)

皆が考えていることにも関わらず、これを公言すると落とされてしまう…。ただ、「楽」を大きな理由として就職活動をしている人も多いはずです。激務を経験した人、プライベートが充実している人、結婚して子どもがいる人など……。

仕事よりもプライベートを充実させたい、だから定時で帰りたい、そのためには楽な仕事が一番いいですよね。

大半の人がそう考えているのになぜ「楽したい」が悪いことのように捉えられているのか、楽をしたい人が内定をもらうためにはどうすればいいかを今回は書いていきます。

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企業が求めるのは「価値」

そもそもなんでここまで楽がしたい人は嫌われてしまうのでしょうか?

簡単に言えば、企業が求めるものと求職者が求めるものとのギャップが原因です。

楽がしたい人の多くは「それなりの給料でいいから、定時で帰れる仕事に就きたい」と考えていると思います。

それなりの給料というのはどれくらいですか??

時間を売るのか利益を売るのか

常に定時で帰れるような仕事はルーティンワークくらいしかないと思います。いくら一般事務とはいってもその企業によって繁忙期はありますから、そのときは残業が発生することもあります。

ルーティンワークといえば工場ラインの勤務、ビルなどの施設清掃、警備員など…。

楽な仕事とそうでない仕事の大きな違いは給料の代わりに企業に対して売っているものです。

上に挙げたような「楽な仕事」は給料の対価として時間を売っています。時給ですね。アルバイトやパートなんかによくあるものですが、たとえ正社員であってもルーティンワークだと昇給はしにくいです。それは時間を売っている仕事だからですね。

定時で帰れる代わりに、昇給はほとんどないと思っていいでしょう。それで「それなりの給料」が成立するのであればいいのですが、足りないと思うのであれば時間を売るのではダメだということです。

では、楽ではない仕事というのは何を売っているのか?

それは、その企業にとっての利益を売っています。営業職であれば売上を上げるという意味で、総務などのバックオフィスであれば経費削減や社内システムの整備といった意味で企業が利益を出すために必要なものを提供しています。その対価が給料として支払われるわけですね。

時間を売るか、利益を売るか…企業にとってどちらがより多くの給料をもらえるかは考えるまでもありませんね。

価値提供ができる人財がほしい

売上を向上させることも非常に重要です。それがなければ企業は利益を上げることができませんからね。

ですが、近年では総務や経理、事務といったバックオフィス部門に対しても新しい価値創造をすることが求められています

どこの企業でも人では不足していますし、一つの企業でずっと働き続けることが美徳とされている時代でもありません。そういった中で新しい人財を獲得し、今いる人員を放出しないためには社内制度の整備が欠かせません

ユニークな福利厚生がある企業も増えてきていますしね。社内に優秀な人財を抱えるためにもバックオフィスの力が現在は結構求められているんです。

なので、楽をする=バックオフィスという考え方はもはや今の時代には常識ではありません。

どのような部署に配属になろうとも、その企業に価値を提供できるような人財でなければそれなりの給料すらもらえないかもしれません。

楽することと効率化は似ている

とは言いつつも、私自身も楽がしたいと常に考えながら仕事をしています。

ただし、楽がしたいと考えてはいますが、手を抜いて仕事をしているわけではありません。ここが非常に重要なことなんですね。

以前に総務職の志望動機についての記事を書いたときにも言いましたが、楽をしたがる人の多くは「努力したくない」「苦労したくない」と思っているだけの場合が多いです。

そんな人が企業にとって価値提供ができるとは到底思えません。だから面接で落とされてしまうんですね。

「自分だけ」が楽したいからダメなんだ

楽をしたいと思うことは悪いことではありません。楽をするということは良く言えば効率化するということですからね。

例えば総務や一般事務といった職種では、もともと営業をやっていた人からの志望も少なくありません。

「バックオフィスとして現場を支えて…」「管理系の経験も積みたいと考え…」「営業よりも管理として現場をサポートすることが自分に向いていると思い…」うまくごまかしているつもりでしょうが、こんなことを言っている人からは楽したいオーラがムンムン出ていますよ(笑)

営業として現場に出ていた分、どうしたら残業を減らすことができるか、どうしたら業務を更に効率化させることができるかを意識するようになった。それを実行するには営業にいるよりも総務など管理部門に在籍していた方がやりやすいと考えた。

楽したいオーラが蔓延している中、上のようなことを言える人が来ると嬉しくなります。

たしかに楽がしたいのかもしれませんが、それをうまく隠しつつ会社に価値が提供できる人物であることもアピールしていますよね。

大切なのは、企業に対して自分がどれだけ価値提供できる人財なのかをアピールすることです。

楽がしたいと考えて就職活動している人は、そんな気持ちをどう置き換えて企業にとって必要な能力があるかどうかを言えると良いですね。

楽したいやつはどんな志望動機を作ればいい?

「楽したい」は「効率化」と似ています。効率化と銘打って楽をさせることで成り立っている企業もあります。

勤怠管理システムも、人がそれを行う手間を惜しんで導入する企業があるでしょうし、家事代行サービスだってそれがめんどくさいから頼むんです。

人件費や時間、場所なんかを効率的に利用するために利用するサービスというのは世の中にあふれています。それだけ何かを代行したり、効率化させるものには需要があるんですね。

これが志望動機を作る際のポイントになります!

自分がこれまで経験してきた中で企業が「楽をする」ためにどんなことで貢献できるのか、どんな「楽」でも構いません。残業が減るのか支出が減るのか、それとも人件費を削れるのか…いろいろな視点から考えて企業に楽をさせる方法を売り込んでいきましょう。

特に総務や一般事務などのいわゆるバックオフィスを志望している人は、この視点で志望動機や自己PRが言えれば面接はほぼ通ると思います。

「現場をサポートしたい」「皆が働きやすい環境を作りたい」と言う人はいますが、「こんなことをしたら現場は楽になると思う」と言える人はほとんどいませんからね。

楽したいと思うことは決して悪いことではありません。私も常にそう思いますし、そう思わない人の方が頭がおかしいです。

ですが、それだけで内定をくれるほど企業も余裕があるわけではありません。どんな大企業であろうともなかなか厳しいのが今の御時世ですから……。

楽したいと考えているならば、「こうだったらもっと仕事が楽に進むのに」「こうしたらもっと早く帰れるのに」と思うことがあると思います。それを志望動機として言ってみてはいかがでしょうか?

「こうすれば現場の効率化になると思う。それを実現させるためにより経営層に近いバックオフィスを志望している。」と言えば少しそれらしくなりますよね?

さいごに:楽さと引き換えに何を犠牲にできるか?

今のご時世、楽な部署は全くと言っていいほどありません(笑)

一般事務や総務、経理の仕事が楽だと思っている人はかなり多いですが、このあたりの業務をちゃんと理解している人は少ないです。

業務に幅をもたせることなくただ決まったことを淡々とこなすことはできますか?

「PC直せ」「蛍光灯切れたから替えろ」「何で青のマッキー買ってないんだ!」と言われて耐えられますか?

ただ黙々とPCに向かって業務を進めることはできますか?

楽がしたいと考えるだけでその職種がどんな仕事をしているのか考えないのでは内定をもらうことはできません。

一般的には経理はかなり人気の職種ですが、私からしてみればそんな仕事を1ヶ月も続けられないと思います。

決算期や月末には必然的に残業も発生します。特に決算期なんて休日出勤する人までいます。

それでも経理は楽な仕事でしょうか?楽だと考える人もいるかもしれませんし、思っていたのと違うと思う人もいるでしょう。

イメージ先行で「楽そうだ」とその職種を選ぶのではなく、どんな業務をするのかある程度は理解した上で応募するようにしましょう

職種、給料、雇用体系、何かを犠牲にしないと楽さは得られません。全てが100%自分のニーズにマッチする仕事を見つけられる人の方が稀ではないでしょうか。

「楽な仕事がいい」というのであれば、その代わりに何を犠牲にできるのか、どんなことであれば多少は我慢できるのか……そのあたりをもう一度考えた上で職選びをしてみて下さい。

就職活動というのは、自分を知る本当にいい機会ですね!

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