履歴書や面接で「話を盛るな」は別に信じなくてもいいんじゃないかという話

就職活動はだまし合い

突然ですが、あなたは面接で嘘をついたことはありますか?

自分の経歴や資格、職歴などで自分を偽ったことはあるでしょうか?

おそらく大半の人は「NO」と答えるはずです。当然ですね。道徳的に就職活動において嘘をつくことはダメだという一般的な認識がありますし、それがバレた時に解雇などが怖いという考えもあります。

ですが、中には自分の経歴でごまかしたい箇所がある人もいるでしょう。転職回数が多い人長い空白期間がある人はその最たるものですね。自分が汚点だと考えているものを相手に知られたくないというのは至極当然の感情のように思います。

そして、企業側からしてみても嘘に対しては非常に厳しい視線を送る人の方が多いように感じます。嘘がバレた途端にクビになるというのはよく聞く話です。

……少し考えてみましょう。

学生の皆さんは就活をする時にどうやってその企業の情報を得るでしょうか?転職活動をしている方はいかがでしょう?

リクナビやマイナビなどの就職サイトで求人を見つけ、その企業のHPを見て全ての情報が集まったと思うでしょうか?そこで応募して面接まで進み、内定がもらえたら諸手を上げて喜ぶでしょうか?

それこそ答えは「NO」ですよね!

少なくとも一度はこんな言葉を検索しませんか?

「企業名 評判」「企業名 ブラック」と………

これに当てはまる方はぜひ最後まで読んでみて下さい。今回は就職活動中の「嘘」について書いていきます。

スポンサーリンク
レスタングル(大)

実は企業も隠していることはある

企業の名前を検索しようとして打ち込むと、かなりの確率で予測変換に「評判」が出てきます。それだけこのセットで検索をしている人が多いということなんですよね。

そうして調べてみると企業の口コミサイトが上の方に出てきて、特に大手企業や有名企業の場合であればそれを見ただけである程度の会社の雰囲気から給料まで色々な情報を手に入れることができます

こういった口コミの情報にはニーズがあります。それは、多くの人が「企業は口だけは立派なことや甘い言葉しか言わないが、本当はなんだかわからない」ということを理解しているからなんですよね。

つまり、誰もが頭では企業だって多かれ少なかれ話を盛っているということを認識しているんですよね。

求人票には残業が月20時間以内って書いてるけど本当なんだろうか…

馴染みやすいアットホームな職場ってあるけど実際のところどうなんだろうか…

昇給ありとはいっても実際どれくらい給料は上がっていくんだろうか…

聞きたいけど聞けない、でもHPや就職サイトに本当のことが記載されているのかどうかわからないと思っているからこそ口コミサイトを開くのではないでしょうか。

そして、実際に求人に書いてあることと実際の環境が全く違うこともあるんです。私もその被害者の一人でした。正社員募集で入社して、試用期間が終了してもあれやこれや難癖をつけられて結局よくわからない形態のまま勤務していた、なんてこともありました。

入社前に提示されていた給料よりもかなり下がった額で働いていたこともあります(笑)

結局のところ企業だって外ヅラを良く見せたいと考えているのは同じです。残業時間の多さや人間関係の悪さなどはいくらでもごまかしようがあるんですよね…

就職活動はあなたと企業のバトルでもある

嘘はついてもいいのか否か

企業も事実を隠したり、残業時間を少なく記入して自分たちを良く見せようとしているなら、求職者側も転職回数をごまかしたりするのはありなんでしょうか?

私は正直アリだと思っています。正確に言うのであれば「別にいいんじゃない?」という感じですね。

例えば、転職回数を本来よりも少ない回数で履歴書を書いたとしましょう。それで内定をもらって入社をしたとしても、転職回数をごまかしたことがバレる企業とバレない企業があります

企業ごとの手続き上の問題もあるでしょうし、社会保険などの手続きの担当者にもよっても変わってきますが、そんなことは入社する前にはわからないんですよね。

それに、たとえ後からバレたとしても「在籍期間が長かったわけでもないし、自分の経歴にとって重要な企業でもなかったから記入しなかった。」とでも言っておけばいいかもしれませんし、そんな言い訳じみたことは通用しないかもしれません。

入社してみなければわからないようなことを、内定をもらう前から、もしくは担当者に聞かれる前から気にしすぎていてもどうしようもありません

まぁ、わざわざ自分が不利になるようなことをバカ正直に書く必要もないかと思っています。そこは企業側だってわかっていますよ。自分たちも不利なことは求人票に載せないようにしていますからね(笑)

ごまかし合いに勝ってこそ本当の人事だと思う

私が嘘をついても別にいいと思っている最大の理由がこれです。人事担当者であるならば、書類選考や面接でその嘘を見破ってみせろ!という感じですね。

最低でも書類選考と面接1回の合計2回チャンスがあるわけですから、そこで見極めることができなかったことを後から文句言うなと思っています。

ネットなどを使ってどれだけ調べても、その企業の本当の情報はわかりません。口コミサイトはあくまで投稿者の体験ですから、そっくりそのまま自分にも当てはまるとは言えません。

そんなもやもやした状態であってもその企業に入社すると決めてくれる人もいるわけです。

それなのに、書類や面接で見抜けなかった情報があるからといって後々解雇したりなんて少し卑怯だな〜というのが、転職活動をしていた頃から人事として働いている今も持っている思いです。

そもそも現状の就職活動の性質を考えれば、求職者が自分に関して都合よくごまかしたり、経験を盛って話すということは簡単に想像できます

現在は売り手市場と言われるくらい求職者有利な状況ですから、企業側も選ばれるために多少の「盛り」はしていることでしょう。

それを探り合って互いのニーズや現状を知り、妥協点を見つけてマッチングするのが面接だとすれば、その探り合いに勝利してこそ本当に能力のある人事担当者と言えるのではないでしょうか。

ストレートに聞いてみるもよし、オブラートに包んでそれとなく聞いてもみるもよし、方法は人それぞれですが、そうやって目の前の相手の考えや本質をひとつひとつ暴いていくのが面接のやりがいでもあると思っています

求職者の立場としては、それに負けないようロジカルに組み立てていくか、もう文句のつけようがないくらいのスキルや実績を残していけば万全ですね!

おわりに

私は、企業も求職者も双方が相手に自分をどう良く見せるかの化かし合いの場が就職活動だと思っています。

バレなければどんなことを言ってもいいし、バレたところで相手が納得せざるを得ない言い訳を考えておけばなんでもいいとまで思うこともあります(笑)

ただし、これは嘘をつくことを推奨しているわけではありません。嘘をついてまで良い会社に入ろうと思ってほしくないし、ごまかしたり話を盛らなくて済むのであればそれに越したことはありません。

ただ、どうしても隠したいことや触れてほしくないことをごまかすようなことが絶対悪だとは思ってほしくないとも考えています。

例えば、職場が原因で鬱になってしまった人がいるとしましょう。どんなにその職場が悪かろうと、なぜか就職活動の場ではその人自身に問題があるかのような捉え方をされてしまうことがあります。

その場の辛さを知りもしないような人にそんな判断をされることはどれだけ屈辱的でしょう?それであればそんなことは履歴書には書かないほうがマシですし、鬱が原因で離職期間があるのであればそれは「親族の介護をしていた」とか適当にごまかした方が正解だと思います。

それに、先ほども書きましたが、多かれ少なかれ企業も話を盛ることはあります。都合がわるいことは隠したりすることもしているかもしれません。

情報収集をする中でできることは限られていますが、それでも限りなく企業と対等に話ができるように作戦を練っていくことが必要です

ただし、明らかに嘘だとわかるようなものはやめましょうね(笑)

資格であれば証明書を出せと言われるかもしれませんし、業務に関することであれば、もしかしたら勤務先に聞かれるなんてこともあるかもしれません。

分からない範囲で小さく、だけど自分を大きく見せることができるよう入念に自分を「作り上げ」ていきましょう!!

スポンサーリンク
レスタングル(大)
レスタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする